美作中学校PTA役員や地域住民らでつくる「イキイキ応援団」 特製のしし鍋を振る舞う

教育・保育・学校
イキイキ応援団のメンバーら特製のしし鍋を受け取る生徒たち
         

 美作中学校(岡山県美作市三倉田)で5日、PTA役員や地域住民らでつくる「イキイキ応援団」(里見力会長)の「鍋の会」が生徒らに特製のしし鍋を振る舞った。初冬の寒さの中、全校270人や教職員らは温かい料理を味わった。
 イキイキ応援団は学校や子どもたちを手助けしようと10年ほど前に結成。現在も登下校中の見守り活動などを実施している。手作りの鍋料理の提供は、寒い冬も元気に過ごせるようにと始めて今回で8回目になる。
 メンバーや有志40人が集まり、学校の一角に簡易的なかまどを設置。直径約80?の鍋に持ち寄ったイノシシや豚の肉、大根、白菜、シイタケなどを入れて煮込み、合わせみそとショウガで味付けをした。完成した後、授業を終えた生徒たちが次々を訪ね、具がたっぷり入った器を受け取り、静かに食べていた。
 1年・内藤遼君(13)は「肉のうまみと野菜の歯ごたえがよく、汁もだしが効いていておいしい。みなさんにはとても感謝している」。3年・山本勇斗君(15)は「作ってくれた人の思いを感じる。受験勉強で大変な時期に励ましてくれてうれしい」と笑顔で話した。
 里見会長は「喜んでいる顔を見ることができてよかった。コロナ禍など子どもたちを取り巻く環境は複雑だけと健やかに成長してほしい。それを願って私たちも頑張る」と述べた。


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