美作地域中学校卒業式

教育・保育・学校
卒業証書を受け取る3年生=中道中で
         

 美作地域の中学校26校で11日、本年度卒業式が行われた。津山市立8校では計904人(男子485人、女子419人)が恩師や友だちへの感謝を胸に、思い出が詰まった学びやを巣立った。
 中道中学校(勝部)は体育館で第36回卒業証書授与式を行った。新型コロナウイルス感染防止のため、在校生は代表のみ出席。入退場時はあらかじめ録音した曲を使用した。卒業生118人(男子67人、女子51人)は、以前自分たちが演奏した曲「栄光の架橋」と共に入場し、保護者や教職員たちの温かい拍手に迎えられた。
 壇上で北山浩二校長が一人ひとりに卒業証書を手渡した後、「みなさんは友人や家族、多くの人に支えられて生きている。周囲の人たちとのつながりを大切にしながら三年間培った経験を礎に、夢に向かって人生の大空に飛び立ってください」とはなむけの言葉を贈った。
 現生徒会長の2年・金道統士君が「同じ目標に向かって努力した日々は私たちにとってかけがえのないものになった。先輩たちが築いた伝統を受け継ぎ、素晴らしい学校にしていく」と送辞。卒業生代表の高田一輝君(前生徒会長)と渡部裕子さん(前生徒副会長)が「在校生のみなさん、困難に直面しても諦めず前を向いてほしい。私たちも共にすごした仲間との絆を胸に、選んだ道をしっかり歩んでゆく」と答辞を述べた。式の最後には、在校生がこの日のために練習した「旅立ちの日に」の合奏がスピーカーから流れ、卒業生は退場した。
 美作市立大原中(同市下町)は明日、県立津山中(椿高下)は14日に実施する。本年度は美作地域で計1878人が卒業する。


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