美作地域の高校10校で1日、2020年度卒業式があり、3年生が思い出や志を胸に学び舎を巣立った。
津山高校(椿高下)は234人(普通科194人、理数科40人)が卒業。体育館で式が開かれ、検温や消毒液設置などの新型コロナウイルス感染対策がとられる中、保護者や教職員約370人に迎えられて入場した。
赤松一樹校長が各科の代表者に卒業証書を授与。式辞では、将来見通されるAI(人工知能)の普及などに触れ、「3年間で身に付けた先を見通す力と粘り強く最後までやり抜く力、探究して解き明かす力を生かし、21世紀の社会に貢献する人材として活躍してほしい」とはなむけの言葉を贈った。
理数科2年生の仁木心音さんは「先輩たちのおかげで楽しい学校生活を送ることができた。これからは私たちが津山高校の伝統を守る」と送辞。普通科3年生の竹田和馬さんは文化祭や部活動、受験勉強など、3年間の学校生活を振り返り、「この先どんな困難があろうとも正面から受け止め、培ってきた力でひたむきに前進する」と答辞を述べた。
勝山高校の蒜山校地は3日に行う。
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校長から卒業証書を受け取る3年生
美作地域10高校で卒業式
- 2021年3月2日
- 教育・保育・学校