知的障害者を対象にしたオープンカレッジ「きんちゃいみまさかかれっじ」(美作大学主催)が22日、同大(北園町)で開かれ、参加者は学生と一緒に食品などについて学んだ。
社会福祉学科の学生を含め、12人が参加。栄養学科の桑守正範教授が「食品学」と題して、安全な食品について語った。
「動植物が死んだ状態の食物はそのままにしておくと腐る。一部の加工食品は発がん性のある添加物を入れて保存期間を伸ばしている」と述べた。「食物は必要な栄養素を取り入れ、かつ安全でなければいけない」と強調し、「食品を乾燥、冷凍、発酵させるなどをして腐敗の原因となる菌の増殖を抑えると、添加物を使用しなくても安全に保存ができる」と説明した。
参加者は学生のサポートを受けながら、話を聞いていた。高山あいこさん(30)は「学生と一緒に勉強するのが楽しい。こういった機会があってよかった」と話した。
オープンカレッジは同学科の学生の希望で始め、2015年から毎年行っている。
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安全な食品について講義を受ける参加者