美作大学・同短期大学部(北園町)と台湾の亞州大學(台中市)は8日、「学術交流と相互協力に関する協定」を結んだ。食と子ども、福祉分野の学科を有する共通点があり、学生らの交換交流、共同研究などの取り組みを進める。
美作大の海外の大学との協定締結は初めてで、2018年にピックルのボールサークルが遠征試合で亞州大を訪問した縁から進展。
協定概要は▽学生、教授、研究員の交換交流▽学会や会議の共同研究プロジェクト実施▽情報や出版物の交流―などで、具体的には学生のサマープログラム(8月)への参加から着手し、国際的な教育プログラムの強化などにつなげていく。
リモートによる締結式で、鵜﨑実学長と蔡進發亞州大学長が両大学のプロフィルや特色を紹介し合い、協定書に署名。
鵜﨑学長は「グローバル人材の育成に向け、これまで国際的プログラムが弱かった点を克服していくとともに、さまざまなかたちで交流が深まることを期待する」と述べた。
亞州大学は、2001年に設立された私立大で29学科、学生数1万2000人以上。優れた業績から世界の大学ランキングリストに掲載され、東京大学や京都大学などとも協定を結んでいる。
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リモートの締結式で署名した協定書を見せ合う鵜﨑学長
美作大学と台湾亞州大学協定
- 2022年2月9日
- 教育・保育・学校