美作大学の公開講座「ダンボールハウスづくり」が1日、同大・同短期大学(北園町)で開かれ、4〜6歳児と保護者たちは、学生と協力して工作に励んだ。
同大では「SDGs(持続可能な開発目標)ってなに?〜食と子どもと福祉の分野で考える〜」をテーマに、地域住民らも受講できる講座を実施している。今回は、親子連れ18人がリサイクル可能な素材で子どもの遊び場づくりに挑戦。児童学科1年生7人が手伝った。
使用したのは、縦横奥行き3辺の合計が120?の段ボール。子どもたちは「乗り物みたいな形にしたい」「丸い窓と扉を作りたい」と完成イメージを伝え、それに応えるように学生らは、専用のカッターで切りこみを入れて形を整えた。最後は一緒に油性ペンで模様を描いたり、色紙を張り付けたりして仕上げた。
9月に運行開始した西九州新幹線「かもめ」に似せた作品を作った内田こうき君(4)は「とっても楽しかった。お気に入りの家ができてうれしい」とにっこり。学生の前田優羽さん(19)は「幼い子どもも、ちゃんと自分の考えを示して行動できることに気がついた。さらなる学びにつなげたい」と話した。
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協力して段ボールハウス作りに励む、学生と参加者
美作大学の公開講座「ダンボールハウスづくり」
- 2022年10月3日
- 教育・保育・学校