美作大学・同短期大学部が国家支援などの結果をまとめた

教育・保育・学校
         

 美作大学・同短期大学部=岡山県津山市=は、2019年度に同大の学生が受験した国家試験などの結果をまとめた。各合格率は介護福祉士100%、管理栄養士98.8%、社会福祉士86.8%で、それぞれ全国平均を大きく上回る高水準。小学校教員採用試験でも11人が現役合格し、教育力の高さを示した。
 介護福祉士は短期大学部専攻科8人が受験し、3年連続で全員合格を達成。全国平均合格率は69.9%だった。管理栄養士は食物学科4年生の81人中80人が合格。全国平均61.9%より36.9ポイントも高く、国公立平均(19年度97.9%)を5年連続で上回った。
 社会福祉士は社会福祉学科4年生38人のうち33人が受かった。全国平均29.3%を大幅に上回るとともに、国公立平均76.1%に10ポイント以上の差をつけた。合格率は全国トップクラスで、国公立を含む全国の大学(151校)中10位、私立大学(125校)で4位、中四国・九州・沖縄の私立大学(22校)では1位だった。
 児童学科の小学校教員採用試験の合格者は4年連続で10人を超え、卒業生も6人が合格した。このほか資格取得率では短期大学部で栄養士と保育士、幼稚園教諭免許状の取得率がいずれも100%を達成した。
 毎年重ねる高い実績について鵜﨑実学長は「子ども、食、健康、福祉の世界で仕事をしたいという目的意識と意欲の高い学生の割合が非常に高いのが本学の特徴。教員たちは専門職が果たすべき使命と役割を大切にしながら、学生に近い位置で教育に全力を注いでいる」と強調。実習などでは、やりがいを感じながら仕事をしている卒業生たちの姿が学生の刺激になっているという。
 「教育力の成熟度と安定感は年々増してきた。教育に終わりはなく、これからも学生一人ひとりに気を配った取り組みを進めていきたい」と話している。

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全員合格を目指して意気込む学生たち(2019年度、美作大提供)


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