津山市医師会は13日、美作大学の公立化を求める要望書を市に提出した。
要望書は「人口減少、少子高齢化などの中、保健・医療・介護を担う職員の安定的な確保が求められている。公立大学として、地域医療に特化した学術研究や地域の未来を担う医療人材の育成を期待する」としている。
大谷公彦会長ら3人が岡山県津山市山北の市役所を訪問。要望書を受け取った谷口圭三市長は「そう時間をかけることなく、検討した結果を伝えられるよう取り組みたい」と答えた。
大谷会長は「医療・介護は津山にとって大きな産業。公立化して大学を存続し、学部を新設してもらえるのなら、地域に根差した医療・介護系を検討し、人材育成をしてほしい」と述べた。
公立化を求める要望書の提出は、大学同窓会、岡山経済同友会津山部会に続いて3団体目。市は大学を経営する美作学園の財務状況を踏まえながら、公立化の是非を検討する。
関連記事