美作大学・同短期大学部と同大学大学院の卒業式が20日、同大体育館(北園町)で行われ、計312人がこれから進む道に希望を抱き、キャンパスを後にした。
鵜﨑実学長が各科の代表者に卒業、修了証書を手渡し「大学での学びを基礎として、地域の暮らしを守る人生へのスタートを切ろうとしているみなさんへの社会の期待は大きい。そのことを肝に銘じて各地で〝白梅の花〟を咲かせてほしい」と式辞。藤原修己美作学園理事長は「新型コロナの中、地域の企業や団体から物心両面で学生に多くの支援をいただき、改めてお礼を申し上げたい。卒業する学生たちには、地方創生を背負う地方私立大学の心意気をそれぞれの職場で示してもらいたい」と祝辞を述べた。
在校生を代表し学友会の津田聖会長が「美作大学の伝統やアットホームな雰囲気を受け継ぎ、より発展できるよう尽力していきたい」と送辞。卒業生・修了生代表の武井功大さんが「食と子どもと福祉のプロフェッショナルを目指し、さまざまな技術と知識を身につけることができた。ここで学んだ意義をかみ締め、託された使命を精いっぱい果たしたい」と決意を述べた。
式後、卒業生たちは友人や教職員らと記念撮影するなどして別れを惜しんでいた。
新型コロナウイルス対策のため、式場には卒業生と教職員のみ参加。式典の様子はライブ配信され、保護者は学内の別会場でスクリーンを通して見守ったほか、自宅で視聴した。
卒業生の内訳は、大学218人(食物学科88人、児童学科84人、社会福祉学科46人)、短期大学部82人(栄養学科40人、幼児教育学科42人、専攻科介護福祉専攻11人)、大学院1人。
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卒業証書を受け取る卒業生