美作大学女子ソフトボール部が先月開かれた「第57回全日本大学選手権大会・第54回西日本大学選手権大会 中国地区予選」で2位になり、8、9月に開かれる西日本大会と全日本大会への切符を手にした。「日本一」を目標に掲げ、日々練習に励んでいる。
東広島市で開かれた予選では広島大、中国学園大、安田女子大に連勝。最終戦のIPU環太平洋大に0―8で敗れ、目標の1位通過は逃したものの8年連続の全日本大会、9年連続の西日本大会への出場権を獲得した。
部員は1〜4年の16人という少人数。2人のキャプテンを置いているのが特徴で、しっかりとしたセンターラインもチームを支える。「地区予選では多くの課題を見つけることができた」と土谷文乃監督(34)。指導では個々の人間性を高めることを重視しており「少人数だからこそ練習ではコミュニケーションを大切にして連携を高め、一人ひとりの良さを最大限引き出せるようにしたい」と話す。
週6日、放課後を中心に練習し、グラウンドには選手たちの元気なかけ声が響く。キャプテンの内田あやさん(21)=美作高出身、児童学科4年=と、砂川帆乃香さん(21)=広島県・清水ヶ丘高出身、同4年=は「16人の1人1人が戦力。練習中の会話などを大切にし、どうすれば勝てるか自分たちの戦い方を見出していきたい。目標は日本一なので、全日本、西日本とも優勝を目指す」と意気込んでいる。
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全日本大会と西日本大会への切符を手にした美作大女子ソフトボール部