太平洋戦争末期に多くの犠牲者が出た沖縄戦が終結した「慰霊の日」の23日、美作大学・同短期大学部=岡山県津山市=の学生グループ「沖縄県人会」は追悼行事を行い、平和への思いを強くした。
グラウンドに同会のメンバーを中心に約80人が集合。正午から約1分間、沖縄の方角を向いて黙とうをささげ、冥福を祈った。
学内には約100人の沖縄県出身者がおり、行事は同会の「6.23実行委員会」が2014年から企画。仲松恵那委員長(19)は「75年前の出来事を二度と繰り返してはいけないということを津山から発信したい」と話した。
毎年6月に実施する反戦創作劇の「時をこえ」は、新型コロナウイルス感染対策として12月に延期した。
沖縄では1945年4月、米軍が本土に上陸。住民も戦闘に巻き込まれ、20万人以上が犠牲となる国内最大の地上戦となった。
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沖縄がある方角を向いて黙とうをささげる学生ら
美作大学沖縄慰霊の日/岡山・津山市
- 2020年6月24日
- 教育・保育・学校