美作市ゆかりの玩具デザイナー・小黒三郎さん(神奈川県鎌倉市)の寄付を基金にした初の「創作玩具公募展」が同市湯郷の現代玩具博物館3号館で開かれ、知育のアイデアや遊び心あふれる玩具が来場者を楽しませている。5日まで。
市と同館などでつくる実行委が昨年11月〜今年1月に公募し、全国のアマチュアと作家が応募。受賞作(グランプリ、準グランプリ各1点、優秀賞3点など)を含む全49点を展示した。
会場には、自由にコースを変えられるビー玉ころがし「たまのみち〜そら〜(こども賞)」、万華鏡のように覗(のぞ)いても楽しめる「にじいろブロック(準グランプリ)」といったオリジナル作品がずらり。グランプリを受賞した笹野はな香さん(愛知県)の「もぐたんのえいようバランスゲーム」は、料理や食材のカードに記された栄養素に合わせた積み木を不安定なテーブルに載せながら、食事バランスも学べる趣向で、1日から限定販売(25個)している。
一家3人で訪れた岡山市の主婦・田坂渓子さん(32)は「よく考えられたユニークな作、手ざわりや香りなど五感で楽しめる木の作品もいい」とにっこり。
展示品はスタッフに声を掛ければ遊ぶことができ、橋爪宏治同館長は「子どもたちの想像力を刺激し、遊びながら対話が生まれる玩具を手に取ってみてほしい」とPRしている。
問い合わせは、同館(☎0868720003)。
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アイデアあふれる創作玩具に見入る家族連れ
美作市で創作玩具展
- 2021年5月1日
- イベント