現職の辞職に伴う美作市長の出直し選は2日投開票され、無所属前職の萩原誠司氏(64)=無所属=が、無所属新人で元市議の安東章治氏(61)=同=との激戦を制し、3選を果たした。投票率は64.88%で18年の前回(65.69%)を0.81ポイント下回り、過去最低。無所属新人2人が立った市議補選(欠員1)でも萩原陣営が支援した西山正志氏(68)が初当選した。
午後9時40分ごろ、当確の知らせを受けた萩原氏は「難しい選挙を勝たせていただいた。議会改革に向け、(補選は)西山氏の当選で民意とのずれを食い止めることができたが、道半ば。このまちの抱える課題を解決するため、市民の理解を広めていきたい」と述べた。
市議会で教育長人事案を否決された萩原氏が、混乱の責任をとるとして辞職したことによる選挙。任期は残任期間の2022年3月29日まで。
安東氏は萩原市政を批判し、市民との対話を重視した市政を取り戻すと訴えたが、及ばなかった。
投票総数は1万5057票、無効票213票。当日有権者数は2万3207人(男1万1018人、女1万2189人)。
市議補選の投票率は64.85%。西山氏の任期は現市議と同じ来年4月23日まで。
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3選を果たし、あいさつする萩原氏
美作市長選、萩原誠司氏(64)=無所属=が3選を果たした/岡山・美作市
- 2020年8月3日
- 行政・公共