市長の辞職に伴う26日告示の美作市長選に、元市議の安東章治氏(61)が2日、無所属で立候補する意向を表明した。
記者会見で「滋慶学園誘致や特別支援学校建設計画など、現在の市政運営は市民感覚とあまりにもかけ離れており、多くの市民が納得できる市政を取り戻すべきだと決意した」と出馬の動機を説明。
∇グローバル人材の育成∇湯郷温泉を中心とする観光施設の回遊促進∇次世代型農業モデル実践による担い手確保と農業移住者増∇県立支援学校の分校誘致による福祉充実∇事業計画見直しによる財政力検証、市民の将来負担軽減―などを掲げ、「地域住民の声を反映したガラス張りの政策、市民参加のまちづくりを進めたい」と述べた。
安東氏は農業を営み、2001年から旧作東町議、合併した04年から11年まで市議を務め、文教委員長などを歴任。現在、一般社団法人・カンボジア農村支援センター理事長。県立農業大学校卒。
現職の萩原誠司氏(64)は、今月25日付の辞表を岡本泰介市議会議長に提出するとともに、再出馬の意向を示している。
美作市長選安東氏出馬表明/岡山・美作市
- 2020年7月2日
- 行政・公共