萩原誠司氏(65)
「財政状況は県内でも健全、優良な自治体になり、人口動態が昨年度は市政始まって以来初めて社会増に転じた。新型コロナ対策も成功し、今後は地域経済の再生に力点を置く。市民サービスについてはさらに質の向上を図っていく」とこれまでの成果を振り返り、4選への意欲を燃やす。
北山地区への移転新築が決まり、合併特例債発行期限を踏まえて24年度中の完成を目指す新庁舎、防災公園の建設計画については「粛々と進める。現プランを実行せねば約30億円の市民負担が生じてしまう。防災公園は国の交付金増額にもつながる都市公園とする」。
公約には▽市民協働の強化▽財政の健全性維持▽全国に先駆けて総務省との協議に入る「事業用発電パネル税」の導入▽多面的機能交付金の一元管理による農業者への交付金増額などを掲げる。
通商産業省勤務を経て1999年から2005年まで岡山市長、同年から09年まで衆議院議員を務め14年、美作市長選で初当選。座右の銘は「春耕秋耕」。大学時代はレスリング部で鍛え、今は健康づくりにジョギングやウォーキングを続ける。西粟倉村出身。東京大学教養学部卒。朽木
美作市長選 萩原氏横顔
- 2022年3月9日
- 行政・公共