美作本因坊戦挑戦者決定戦

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県北一のアマチュアの棋士(囲碁)を決める第39期美作本因坊戦の挑戦者決定戦(津山朝日新聞社主催、津山囲碁協会主管)が29日、田町の津山土岐家財団記念館で開かれた。熱戦の結果、江原憲行七段(68)=大田=が大東邦雄七段(71)=北園町=を下し、権利を獲得。9月5日の三番勝負で池田晃一美作本因坊(78)=福田=と対戦する。
 美作囲碁界きっての強豪11人が出場。トーナメント戦で、持ち時間50分で行った。机には新型コロナウイルス感染症対策用パーテーションを設置した。会場内は碁石を打つ音が静かに響き、真剣勝負が繰り広げられた。準決勝には江原七段と山本豊五段、足立俊幸六段、大東七段が勝ち上がった。
 決勝は大東七段と江原七段が対局。序盤は黒番の大東七段が相手の形を崩すような強手を放ちながら優位に進めた。白番の江原七段の打ち込みから、黒への手筋の置きにより、形成不明に。終盤は白の巧みなヨセによりリードを広げ、白の7目半勝ちとなった。
 江原七段は34期、2016年に、3年連続美作本因坊になり永世位に就任している。江原七段は「池田さんは別格の熟練者であり、微細な碁になれば最後まで打てると思う」と話した。
 江原七段と大東七段を除く上位入賞者は次の通り。
 ▽?山本豊五段?足立俊幸六段?藤本久士五段
写真
11人が熱戦を繰り広げたトーナメント戦

美作本因坊タイトルの挑戦権を獲得した江原七段


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