美作県民局、2019年度の害獣捕獲実績まとめ/岡山・津山市

行政・公共 美作県民局、2019年度の害獣捕獲実績まとめ
         

 美作県民局=岡山県津山市=は、2019年度の害獣捕獲実績をまとめた。管内10市町村の総捕獲数は、イノシシが1万637頭で前年度比30%増、シカが9701頭で同26%増。「わな猟の登録者が増え、許可捕獲の取り組みが強化された成果」としている。
 総捕獲数のうち、各自治体の判断による許可捕獲の割合はイノシシが93・6%、シカ94・9%とともに大半を占め、狩猟による捕獲を大きく上回る。
 市町村別の捕獲数では、イノシシの最多が真庭市2719頭(同7.2%増)、次いで美作市1659頭(56.9%増)、美咲町1564頭(22.6%増)など。シカが美作市の4871頭(同6.8%増)、次いで奈義町1450頭(89.5%増)、津山市1271頭(31.4%増)などとなっている。
 管内では全市町村で捕獲に対して1頭当たりイノシシで5000〜2万円、シカで1万〜5万円の助成制度を設け、捕獲を後押し。管内の狩猟免許保有者は19年度末現在、1639人で前年比約10%増という。
 捕獲数が増えている一方、管内の農作物などの鳥獣被害総額は19年度、1億782万円(前年比3.1%増)と高止まりした状態。
 同局森林企画課では「わな猟を中心に免許保有者が増え、試験回数も増やしてニーズに対応している。引き続き捕獲を促進し、農産物被害の歯止めにつなげたい」としている。
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箱わなで捕獲されたイノシシ(県提供)


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