アフターコロナを見据え、台湾観光客をターゲットにした「体験活動プログラム開発・ブラッシュアップセミナー」(美作県民局主催)の本年度3回目が12日、山下の同局で開かれ、美作地域を舞台に造成したプログラムの発表が行われた。
コロナ終息後の美作地域に外国人観光客を呼び込むための準備として、じゃらんリサーチセンターに委託して実施した。真庭市蒜山高原や美作市湯郷温泉、津山市城西地区などをエリアに、コーディネーター4人と地元事業者が商品開発。星を眺められるクリアテントでの宿泊体験や本物の日本刀を使った侍体験、高原での絶景サイクリングツアーなど6件のプランを提案した。
そのうち、垂井美由紀さん(Local Attendant代表)と作州絣保存会の日名川茂美会長は、城西地区の伝統的建造物や伝統工芸、食文化を体感できる商品を説明。作州絣を使ったくるみボタン作りや郷土料理「そずり鍋」の食事、寺町巡りなどを組み合わせ、城下町の歴史や魅力を堪能できる内容を紹介した。参加者はそれぞれの発表に興味深そうに耳を傾けた。
これに先立ち、兵庫県城崎温泉の旅行会社「たびぞう」の大林大悟さんによる「チャンスは地方にある!地域活性化のススメ」と題した講演もあった。
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アフターコロナを見据えた観光プログラムのプレゼン