宮川の環境改善に取り組む美作高校(岡山県津山市山北)と解体・土木工事などのグリーンベルトは4日、活動の中間報告会をリサイクル・リユース店のお宝市場(岡山県津山市津山口)で開き、生態系や水質に関する4カ月間の調査結果を発表した。
ホタルが飛び交う美しい宮川を取り戻そうと活動をしている自然科学部の1、2年生8人が参加。同社が毎月第1日曜日に開催するイベント内のステージで実施した。
生徒は外来種のニゴイなどによって生態系が崩れ、微生物の減少で川底にヘドロなどがたまっていることを指摘。「ホタルのえさとなるカワニナが育ちにくい環境になっている。外来種の駆除やすみ分け、堆積物の除去によって、ホタルが住み着きやすい環境を整えることが大切」と話した。
1年生の蜂谷珠実さん(16)は「地域住民に発信する場をもっと増やして、一緒に清掃活動などに取り組みたい」と話した。
生徒たちは今後も川の調査、清掃を継続していく。4月には学校で飼育しているカワニナを放流し、経過観察をする。
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中間報告をする美作高校の生徒たち
美作高校とグリーンベルト 宮川の環境改善 中間報告