福祉医療コースがある美作高校(山北)で30日、中高生を対象にした「介護実技講習会」が初めて開かれ、参加者は介護福祉士資格を持つ同校卒業生から基礎技術を教わり、福祉の魅力にふれた。
県北地域の福祉施設で人材不足が続いているのを受け、福祉の楽しさを知ってもらい、人材育成につなげようと開いた。
市内中学校と同校から7人が参加。市と周辺の福祉施設、社会福祉協議会に勤務する3人が講師を務め、ベッドメイキングや車いすへの移乗の方法などを指導した。
ベッドメイキングでは、三角コーナーを作ってシーツを敷き込む方法や、床ずれを防ぐためにしわをのばすことの大切さなどについて聞き、生徒たちは2人1組になってそれぞれ実践した。
中道中3年の原初花さん(14)と有田華梨さん(15)は「福祉について学ぶ経験になればと参加した。車いすに乗る人の気持ちを考えながら講習を頑張りたい」と話した。
同校は年度内にもう1回開催する予定。
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車いすへの移乗を体験する中学生