美作高校通信制課程の本年度前期の卒業式が13日、同高校(山北)で行われ、スクーリングやレポート作成などで所定の単位を修得した22~19歳の男女6人が念願の高卒資格を得た。
早瀬直紀校長が一人ひとりに卒業証書を手渡し「ストレスが多くのしかかった時期に、成績を収めた努力に敬意を表します。これからは自信を持ち、胸をはって生きてください」と言い、担任の小林泉教授と廣川美月教授は「諦めずによく頑張り続けました。その経験は同じ辛い思いをしている人の力になると思います。」とはなむけの言葉を贈った。
温かい言葉をもらった卒業生は「多くのことを学ばせていただきました。自分の夢や目標を見つける事ができ、自分の人生に光が見えました」「先生や家族、友人に感謝をし、これからも成長していきたいです」と語った。
車いすで参加した長櫓圭永さん(21)=赤磐市=は「交通事故に遭い、当時通っていた高校に行けなくなったけど、車いすテニスの選手になる夢を持ち、美作高校の先生方に支えられ、この日を迎えることが出来ました。将来、パラリンピックを目指してがんばりたい」と話した。
今回を含め、同過程の卒業生は713人になった。
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卒業証書を受け取る生徒