美作高校(岡山県津山市)は15日、本館の老朽化や生徒の増加に伴い中庭に新築する校舎の起工式を同校(山北)で行った。来年8月に完成する予定。現在使用している2棟とつなげるため、すべての工事が完了するのは2025年2月の見込み。
新館は鉄骨3階建てで、延べ床面積約2180平方?。3階に教室を7室、2階に教務室、1階に校長室などを設ける。校内は明るく開放的なデザインを起用し、エレベーターや広々としたトイレなどを設置する。このほか西側のコミュニケーションセンターを増築する。総工費は約20億円。
式には美作学園の関係者24人が参加した。徳守神社の三星陽山禰宜(ねぎ)が神事を行い、藤原修己美作学園理事長らがくわ入れを行った。藤原理事長は「生徒の能力を伸ばすだけでなく、地域に根付いた学校づくりをしていく」とあいさつ。早瀬直紀校長は「地域愛を育み、未来を担う人材を育成していく。グローバル化も視野にいれ、生徒たちがさまざまな人たちと交流できるようにしていきたい」と話した。
旧校舎は1963年10月に建てられ築59年になる。
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美作高校の新本館校舎完成予想図
美作高校 校舎起工式