美咲町と大阪府岬町が13日、友好交流都市協定を締結した。全国に2つしかない自治体の「みさき」町として、観光や特産品販売などの面で互いに交流、協力する。災害時の応援協定も結んだ。
美咲町が、今年迎えた町発足15周年の記念事業として企画。岬町は人口が約1万5900人と同規模である一方、海に面し、漁業やマリンレジャーが盛んとあって、補完し合う関係に期待を寄せる。両町の特産品を使った学校給食を計画中で、体験学習なども今後検討する。
災害時の相互応援協定は、救援物資の提供や職員の派遣などを想定している。
美咲町原田の久米郡商工会本部で調印式があり、両関係者約40人が出席。青野高陽町長は「関係人口の創出に期待する。海と山のまちの交流が末永く続き、美咲が目指す『ひと輝くまちみさき』を実現させたい」、田代堯岬町長は「共通点や対照的な立地、自然環境を生かしたい。幅広い分野で連携すれば双方の発展につながる」と話した。
美咲町は友好交流都市協定をニュージーランド・テムズと結んでおり、国内では初めてとなった。
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友好交流都市協定に調印した青野美咲町長(右)と田代岬町長
美咲町と大阪府岬町が13日、友好交流都市協定を締結した。災害時の応援協定も結んだ
- 2020年11月9日
- 行政・公共