美作大社会福祉学科の生徒をパネラーに招いた、美咲町議会議員研修会が14日、同町原田の町役場で開かれた。社会問題になっている「ダブルケア」と「ヤングケアラー」について14議員が学生たちと意見を交わした。
社会福祉士を目指し、同町福祉協議会で一カ月実習を受けた同学科4年の福田美波さんと三本そらさんが事例発表。4グループに分かれてワールドカフェ形式で意見交換した。
本来大人が担うような家族の介護や世話をしている18歳未満の子どもたち「ヤングケアラ―」と、介護と育児など複数のケアを同時に担う「ダブルケア」の同町内の実態や可能な支援策を話し合った。
福田さんは「ダブルケアが当たり前だという意識がまだあるように感じた。今回説明して実態は理解してもらえたが、まだ情報発信が必要だと感じた」。三本さんは「移住者に対し閉鎖的な傾向があると聞き、そうした人たちともつながる必要性を感じた」と話していた。
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学生と意見を交わす美咲町議会議員
美咲町議会議員研修会
- 2021年10月25日
- 行政・公共