美咲町議会が、日本最大の政策コンテスト「第17回マニフェスト大賞」(実行委主催)で躍進賞を受賞した。県内町村議会初の入賞。報告会が14日、岡山県久米郡美咲町原田の町役場で開かれた。
地方自治体の議会、首長、市民らによる、地域の民主主義向上に資するすぐれた取り組みを表彰する。全国から3133件の応募があり、40件が入賞した。
タイトルは「美咲町議会版SDGs『持続可能な議会』を目指した誰一人取り残さない挑戦」。同町議会は町内小中学校とシティズンシップ教育に取り組み、2022年1月には美作大・同大短期大学部とSDGsパートナーシップ包括協定を締結。学生と模擬議会や意見交換会を開催し、新たに創設した町議会アンバサダーを学生に委嘱、PR活動に努めている。
報告会には全議員14人が出席し、松島啓議長がマニフェストを発表。「全国に美咲町を発信できてよかった。議会は行政のチェック機関とされていたが、いまは政策提言が求められる。住民に開かれた議会を目指したい」と述べた。
授賞式は10日に東京であり、松島議長が発表会に臨んだ。
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「マニフェスト大賞」で躍進賞を受賞した美咲町議会議員
美咲町議会 「第17回マニフェスト大賞」(実行委主催)で躍進賞を受賞