岡山県美咲署管内少年警察協助員の本年度総会・研修会が19日に開かれ、13人が少年少女らの非行防止啓発活動について理解や知識を深めた。
県警本部少年サポートセンター津山班の上村博史警部補が講師を務め、学校などで実施している「少年非行防止教室」の模擬授業を行った。
上村警部補はインターネットの悪用や違法薬物摂取の勧誘など巧妙な手口を取り上げ、子どもたちが判断を間違えれば犯罪に巻き込まれる危険性が潜んでいることを指摘。「社会のルールやマナーの意味を知り、正しい知識を身に付ける必要がある」と強調した。
また、小中学生らの現状や取り巻く環境について話し、最後に「大人たちが見本を示していかないといけない。みなさんにはよろしくお願いしたい」と呼びかけた。参加した協助員や同署員たちは静かに耳を傾けていた。