不審者・変質者が増加する夏場を迎え、美咲署は16日、徒歩通学が多い加美小学校=岡山県久米郡美咲町=の通学路で児童に防犯指導を行った。
6時間目を終えた2〜6年生計126人が、地域別の12班に分かれて下校。同署生活安全課の署員や見守りボランティアらが同行し、危険が潜む箇所を一緒に確認した。
国道沿いの歩道では「道幅が狭く、もしもの時に逃げにくい」、路地や空き家、雑木林の付近では「声をかけられて連れ去られることも考えられ、見慣れない人や車に注意が必要」などと教えた。
5年生の桑元騎士君(10)は「入りやすくて見えにくい場所が危ないと分かった。通学路にもいくつかあるので気を付けたい」と話していた。
下校に先立って体育館で講話があり、同課の井手弘幸課長が「例年は6月からわいせつやつきまといなどの事案が増える。特に平日の朝と夕の時間帯が危ない」と語った。
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児童に防犯上の危険箇所を教える署員
美咲署防犯指導/岡山・美咲町
- 2020年6月17日
- 行政・公共