美作大学=岡山県津山市=ピックルボール部が二つの国際大会に出場し、優勝に輝くなど好成績を収めた。部員たちは「今後も地域にピックルボールの魅力を広められるように活動したい」と喜びを語る。
ピックルボールは米国生まれのニュースポーツで、コート中央のネットを挟み、パドルと呼ばれるラケットで専用の球を打ち合う。
6月に韓国で開かれた「WPC(ワールドピックルボールカップ)」では、ミックスダブルス19+3.5の部で、高橋優介さん(社会福祉学科4年)と山戸果音さん(食物学科4年)のペアが優勝を果たした。
韓国、台湾、タイ、オーストラリアなどから700人以上の選手が出場。試合はリーグ形式で行われ、高橋・山戸ペアは激戦を制し、全勝で頂点に立った。金メダルを掲げ「海外選手と試合ができる貴重な経験になり、初めて優勝できてうれしい」と笑顔がはじける。
7月に愛知県であった日本ピックルボール協会が開催する初の国際大会「KINTO
JAPAN CUP」では、多くの学生が練習の成果を発揮した。
1日目は女子シングルスの部で平井七海さん(食物学科1年)が準優勝、ミックスダブルス3.0未満の部で吉原ヒカリさん(食物学科2年)が優勝し、矢北瑞稀さん(食物学科2年)も3位に。
2日目は女子ダブルス+19 3.0以上の部で山戸さん・大成夢歩さん(食物学科3年)が優勝、3.0未満の部で村上柚花さん(食物学科4年)・平井さんが準優勝を果たした。
美作大学ピックルボール部は1~4年の約30人で活動しており「大会を通して外国人選手の体格を生かしたプレーなどが勉強になった」「就職する地域を含め、今後もピックルボールの楽しさを知ってもらえるよう活動したい」と話している。