南小学校(岡山県津山市昭和町)で18日、「俳句教室」が開かれ、5年生17人が市内で活動する愛好家団の指導を受けながら日本語の奥深さを学んだ。
児童たちは冬の季語を使った作句に挑戦。講師を務めた「綱俳句会」(右手敦子代表)の会員5人から「美しいと思った景色、最近うれしかった出来事を思い浮かべて」などとアドバイスを受けた後、指を折りながら考えを巡らせ、「五・七・五」の文字で冬休みの思い出などを紙につづった。
その後、仕上げた作品をみんなで鑑賞。「朝の道ふまれてなくなるしも柱」「人間は冬眠ないのなぜないの」「朝早くやっともらったお年玉」といった句が詠まれ、右手代表らは「個性的でおもしろい」、「情景がはっきりと浮かんでくる」と褒めていた。
山本誉君(11)は「友だちの俳句を見て、勉強になった。みんなすごい。自分もすてきな俳句が作れるように頑張りたい」と話した。
同教室は、2010年に県内で開催した国民文化祭の機運を醸成しようと、その前年に市が主催したのが始まり。現在も希望する市内の小学校で行われている。
考え巡らせ作句に挑戦 日本語の奥深さ学ぶ 岡山県津山市南小5年生17人
- 2023年1月20日
- 教育・保育・学校