県聴覚障害者福祉協会美作支部と谷口圭三市長との懇談会が2日、岡山県津山市山北の津山市役所で開かれ、施策の充実に向けて意見を交わした。
同支部は5月、市に要望書を提出。内容は手話通訳士の一般職としての正規採用と、4月の改正障害者差別解消法施行で事業者による障害者への合理的配慮の提供が義務化したことを受け、民間事業者への周知を求める2点。
福田陽充同美作支部長ら役員2人が訪問し、他の自治体の取り組み例などを挙げながら「障害者も健常者と変わらない生活が送れる社会を目指すためぜひ協力いただきたい」と話した。
谷口市長は市の現況を踏まえ「皆さんが安心して過ごせるように手話言語の普及啓発や、手話通訳者への行政支援、社会参加促進に向けて可能な限り支援したい」と述べた。