天満屋津山店の「美しいもの作り美作の縫製工場直売フェア」が10日、岡山県津山市のアルネ津山1階中央コンコースで始まり、津山、美作市、勝央町の縫製業者6社それぞれの個性と強みを生かして仕立てた衣料品や畳などが買い物客の関心を集めている。15日午後4時まで。
美作地域の縫製業者が減少する中、商品を通して地元の人たちに職人たちの技術と知識、現場の声にふれてもらおうと2022年から年に2回開催しているイベント。
会場には、和服や和装の伝統を残しつつTシャツやジーンズに合うようにデザインした洋服(縫夢ing)、着物をリメイクするほか、織物を活用するなどした洋服(吉本)、繊維機械に使用する編み針(ウィーブハリサ)、ネクタイとネクタイに使用する生地で作った小物(クラバットユキジ)、スーツ(岡山田原コンサート)、オーダーメイドの畳(桧尾畳店)がずらり。
バッグやTシャツに好みの柄をプリントしてオリジナルの一品が作れる体験コーナーもあり、訪れた人たちは興味深そうに商品を手に取るなどしている。
縫夢ingの岡本新吾代表(57)は「各社が今まで培ってきた技術や知識はこの先も必要となり、残していきたいと思っている。小規模の工場が減る中、仲間を増やして盛り上げていきたい。ぜひ手に取って1点1点の良さを感じてほしい」とPRしている。
