岡山県津山市中心部の吉井川本流と宮川、藺田川の延べ約8・5キロ区間で4日、第51回「河川清掃」(津山市、市環境衛生推進委員会主催)が行われ、市民ら約1400人が草刈りや不燃ごみなどの収集に励んだ。
各流域31町内会や美作大学の学生、民間企業の社員、市の職員らがボランティアで参加し、鎌や草刈り機を手に午前7時から開始。約2時間、護岸ののり面などに生い茂る雑草を刈り取り、ごみなども拾い集め、見違えるほどきれいになった。
吉井川河川敷で作業をしていた京町町内会の藤原登会長は「周囲がきれいになっていく様子を見てすがすがしい気持ちになる。多くの人が協力し合うと、個人では難しいこともできるようになると感心した」と話した。
市環境生活課によると、ごみの内訳は草や枯れ枝、土砂、河川内にあった自転車や網戸などの粗大ごみ、不燃ごみで、収集車両台数はパッカー車10台、ダンプ2台、軽トラ2台分。
同清掃は河川の美化を図ろうと1973年に始まり、現在は地域コミュニティーの活性化も視野に入れ、6月の「環境月間」に合わせて実施している。