4月14日に岡山県津山市の城東地区で発生した火災を受け、城東・城西地区合同防災勉強会(市主催)が11日、総合福祉会館で開かれた。市民約50人が暮らしと伝統文化を守るための地域住民によるまちづくりについて見識を深めた。
市伝建保存地区審議会委員・北後明彦神戸大名誉教授が「伝統的市街地の町家を火災からまもる」と題して話した。
火災の基本的な知識について解説した上で、町家を火災から守る手段に、▽火災をいち早く知る手段の整備▽適切な消防資機材を適所に整備▽町家を延焼しにくい仕様に改修する―を挙げた。
そして、重伝建地区の防災計画は「まちの特色を生かし、人のつながり・消防団などの存在を基盤に考えて」と訴えた。