「ふくしまっ子津山でのびのび元気回復2024夏休み親子保養プロジェクト」(同実行委主催)が24日から、岡山県津山市神代の久米ロッジで始まった。福島第一原発事故の影響下にある福島県など1都3県の11家族30人が8月2日まで滞在し、自然の中で多彩な体験を通して心身をリフレッシュさせる。
延べ30人のスタッフが運営、市内外の中高生のボランティア9人が協力する。宿題をサポートする寺子屋をはじめ、食事の準備、そうめん流し、川遊び、スイカ割り、虫取り、ドラム缶風呂、泥んこ遊び、星空観察、311お話の会などがある。「つやまキャンプ」の地元の子どもたちが合流した秘密基地づくりも予定している。
25日は子どもたちが調理したサンドイッチを食べた後、近くの竹やぶから竹を切り出し、そうめん流しの台、コップや箸などの食器、テントの骨組み、水遊びで使う水鉄砲づくりなどに取り組んだ。
福島県郡山市から家族3人で参加している郡山ザべリオ学園小学校5年の渡邉天大君は「いろんな人が親切に教えてくれて楽しい。川遊びが楽しみです」。東京都練馬区から家族3人で参加の豊玉小3年の高宮幹太君は「竹のとげが刺さってとても痛いけれど、皆で協力してやるのが楽しい」と話していた。
同プロジェクトは春季も合わせて14回目で、これまで約130家族を受け入れている。実行委は、ボランティアや食材などの寄付を募っている。
問い合わせは、田口さん(TEL:070ー1890ー1600)。