自粛要請見回り

行政・公共 自粛要請見回り
自粛要請見回り
         

 美作県民局と津山市は21日、新型コロナウイルス感染拡大の緊急事態宣言に伴う営業時間短縮や酒類提供自粛などを要請している飲食店への実施状況確認、対策徹底を呼び掛ける見回りを開始した。1日約30人態勢で25日にかけて市内842店舗を巡る。
 初日は同局と市の職員が10班を編成して午後3時から7時まで実施し、角田直樹局長、玉置晃隆市総務部長らも参加。
 手分けをして各店舗を訪問し、店主らへの聞き取りで各要請に応じているかをはじめ、適切な換気や客同士の間隔確保といった感染防止対策など、6項目をチェックしていった。
 東一宮のレストラン店主男性(42)は「昼夜とも酒の提供を止め、夜間営業が1時間半時短にしたので予約も減り、来週から夜は休もうかと検討している。経営面は厳しくなるが、1日も早い収束に向けて協力していく」と話した。
 角田局長は「ほとんどの店舗が応じてくれているし、対策もおおむね適切に取られている。さらに1店舗でも多く協力してもらえるようお願いしていく」と述べた。
 同局と市はこのほか別の2班で午後8時以降の店舗営業状況についてもチェック中。同様の見回りは県と各市町村が全域で展開している。
 県全域で16日に始まった緊急事態宣言の適用期間は31日までで、酒類やカラオケの提供店舗への休業要請、それ以外の飲食店への午前5時〜午後8時までの営業時短要請(テークアウト、宅配を除く)、大規模集客施設には時短と床面積1万平方㍍超には土日の休業も要請している。

飲食店を見回り、時短の実施状況などを確認する角田局長(中央)と玉置総務部長(右)ら


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