陸上自衛隊日本原駐屯地=岡山県勝田郡奈義町滝本=で21日、自衛官候補生の修了式が行われ、今春入隊した18~22歳の18人が新任地で始まる専門分野教育に向けて決意を新たにした。
候補生の家族や部隊長ら関係者と来賓計約115人が出席。今年は担任官の米村謙一中部方面隊特科連隊長(1等陸佐)が候補生代表の一ノ瀬潤さん(18)に修了証書を授与。続いて大沢誠波さん(20)が連隊長賞(最優秀賞)、有田遥さん(18)が連隊長賞(優秀賞)、虫上太雅さん(18)が教育隊長賞、清水柊羽さん(20)が区隊長賞を受けた。
それぞれの任地が告達された後、米村連隊長が「入隊してからは自分との闘いだったと思う。今後も自らを鍛え、困った人や弱った人を守れる人となることを期待する。戦うべきラスボス(最大の敵)は自分の心の中にある。負けないようにまっすぐ成長していってほしい」と式辞を述べ、激励した。
候補生たちは近畿、中四国、九州地方などにある駐屯地の部隊に配属され、それぞれ将来進むべき職種、職域に必要な基礎知識と技能を部隊に習得し、勤務する。
