5月の「自転車月間」に合わせて津山市交通安全対策協議会は16日、岡山県津山市山北の市役所前交差点周辺で街頭啓発を行い、来年度に施行される自転車罰則強化に向けて中高生に自転車の安全利用やヘルメット着用などを呼びかけた。
来年4月から自転車も、車やオートバイと同様に交通違反で反則金の納入を通告される「交通反則告知書」(青キップ)が渡される。これを踏まえて交通ルールの周知と事故防止を図って実施。
津山署員や津山交通安全協会員、市の交通指導員5人が街頭に立ち、自転車で下校中の中高生たちに主な違反と厳罰についての情報が載ったチラシをグッズとセットにして150部配布。さらに「現在努力義務となっているが、身の安全を守るためにぜひヘルメットをかぶってほしい」などと声をかけていた。
津山署の吉川幸輝巡査長は「ヘルメットを着用することで事故に遭った際の死亡率が大幅に低下する。しかし、着用の大切さが多くの人に浸透していない印象を受けている。今後は交通安全講習などで意識向上を図っていきたい」と話していた。
