第33回「岩屋城ウォークラリー」(作州津山商工会青年部主催)が5日、4年ぶりに喬松小学校=岡山県津山市坪井上=を発着点に開かれ、家族連れらが中世の山城・岩屋城(県指定史跡)を目指し、史跡や自然に触れながらさわやかな汗を流した。
久米地域を中心に市内外から65チーム、1~82歳の230人が参加した。コースは同校から中北上の同城山頂を往復する約7キロで、主催者が設定した時間に最も近いチームが優勝するルール。頂上では自然に返る紙を使った紙飛行機飛ばしが行われた。
開会式では豊福祥旗部長が「1441年に美作国を守るためにつくられた城。約600年を経て、いまは僕たちがこのお城を守っていく」とあいさつ。岩屋城の歴史について聞いた後、元気よくスタートした。色づき始めた紅葉を楽しみながら、思い思いのペースで歩を進めた。
父親と2人で参加していた同小6年の牧原侑句君は「2回目で楽しみ。お父さんが好きな岩屋城のことをもっと知りたい」と話していた。