岡山県津山市の津山城(鶴山公園)で行われている「津山さくらまつり」(同実行委主催)を盛り上げようと30日、花火が打ち上げられ、園内にいた観光客たちは夜空を彩る色とりどりの大輪と咲き始めたソメイヨシノとの共演を楽しんだ。
コロナ禍で制限された生活をおくる市民らを元気づけようと始めた企画で、開催は今年で3年目になる。午後8時には展望の良い津山城の本丸やその付近に多くの人が集まり、約1キロ離れた吉井川河川敷から上がる110発が夜空を焦がす様子を眺めていた。
北陵中学校を卒業し、4月から高校へ入学する仲良しの4人組・木多未来さん(15)、本松愛理さん(同)、岩﨑由奈さん(同)、西尾結菜さん(同)は「津山の夜景と花火がマッチしていてきれい。桜が満開だとすごい景色になると思う」「普段は見られない貴重な光景が見られてよかった」「中学生の最後に、すてきな思い出がつくれた。また4人で来たい」と話していた。
花火の打ち上げは、園内の桜が見ごろを迎える6日午後8時からも行う予定。