真庭市地域おこし協力隊の着任報告会が10日、岡山県真庭市久世の市役所で行われ、同市は新たに委嘱した山本水月さん(31)に任命書を交付した。
山本さんは大阪府出身で以前は高槻市に住み、芸能事務所でタレントのマネジメントやSNSを活用した広報業務などに携わってきた。真庭市の魅力を知って移住を決めた両親や祖母と一緒に北房地域に引っ越し、心機一転して新たな生活をスタートさせようと応募。今まで培ってきた経験を生かして真庭観光局の仕事に従事する。
報告会で任命書を手渡した太田昇市長は「芸能関係の仕事に就いていた人の着任は初めてで期待している。市内ではさまざまな活動ができる場所があり、若い間に自身の将来への可能性を広げてほしい」と激励。山本さんは「市外から来た者ならではの視点で真庭市の良さを見つめ、それを世界中に発信できるようにしていきたい」と意気込みを語った。
これにより、同市の協力隊員は2013年の制度開始以降42人目で現在活動しているのは11人となった。山本さんの任期は3月末までで、延長は最大3年可能。
