谷口圭三津山市長と懇談する「津山(まち)づくりミーティング」が19日、津山市役所で開かれ、「林業の未来に向けて」をテーマに若手林業従事者3人と意見を交わした。
素材生産や製材業などを営む業者でつくる「加茂地区木材組合」に所属する長滝浩司さん(32)=津山市高野本郷=、小野秀都さん(25)=津山市阿波=、髙山優太郎さん(22)=津山市加茂町知和=が参加。
業界の課題については「危険が潜む仕事であり、安全に作業できる高性能機械の導入を進めるための補助、作業道を整備するサポートも必要」「需要が低いから材価が安くなる。小学校の机を更新する際や、まちの景観美化にも地場産材が使われるようバックアップしてほしい」「自分は進路に迷った大学在学中に就業したが、担い手不足に対して学生の職業体験など林業を知る機会をもっと作るべきだと思う」といった意見、要望が出された。
谷口市長は「補助メニューなどのいいヒントをいただけた。地場産材活用については公共事業にもしっかり使っていきたい。農林業を大切にしなければいけないまちであり、一緒に頑張っていきたい」と述べた。
まちづくりのため市民の考えを聞く機会として開き22回目。