津山青年会議所(津山JC)と市内在住の学生らが映像制作に取り組む初企画「TSUYAMA Short Movie~主人公はあなた」が28日、岡山県津山市の津山圏域雇用労働センターで始まり、津山市をPRする動画作りに励んでいる。
若者たちが地元の魅力をそれぞれの目線で見つけて、同世代の人らに伝えていくことを目的としており、高校生と専門学生11人、津山JCメンバーの25人が参加。「私達から見た令和の津山」をコンセプトに、5グループに分かれてコンテ作成から撮影、編集まで取り組む。講師は市内の映像制作会社PLUSALPHAの青瀨賢治さん(38)が務めている。
初日の午前は撮影方法や注意事項を確認し、午後の講義でシナリオづくりに挑戦。「印象的な映像をつくるには物語が必要」とし、「城東地区」「城西地区」「横野和紙」「作州絣(かすり)」などの各主題から思いつくキーワードを出し合い、それをヒントに内容を掘り下げていた。
このうちBグループは主題の「津山城」から「再会」「ハートの石」「弓」「打ちぬく」という言葉を連想し、話し合いながら「学生の時に津山城に訪れた男女が、大人になって同じ場所で出会う」といったストーリーのアイデアを出し合っていた。
友人に誘われたのをきっかけに、新たな試みをしたいと思ったという関西高校1年・河中颯来さん(16)は「中高生が見て続きが気になるような動画に仕上げたい」と意気込みを語った。次回8月10日は撮影に入り、完成作品は9月13日に同センターで披露する。