蒜山山開き

　蒜山三座や三平山など真庭市蒜山一帯の山開きの神事が16日、中蒜山（１１２３㍍）麓にある塩釜石彫公園（同市蒜山下福田）で行われた。地元の観光・山岳関係者らが登山の安全やコロナ禍の収束などを祈願した。
　蒜山観光協会（石賀幹浩会長）が主催し、行政職員や真庭署員を含む14人が出席。公園内にある石のオブジェの前で福田神社の入澤喜一宮司（55）が祝詞を奏上し、参列者は玉ぐしを捧げた。恒例のアルプホルンの演奏会などは新型コロナウイルス感染防止のため取り止めた。
　石賀会長、橋本敏郎蒜山振興局長は「コロナ禍の中で、アウトドアが注目を集めており、シーズン中は観光客が増える」。「市の魅力づくりの一つとして蒜山の観光にも力を入れていきたい」とあいさつをした。
　蒜山三座は初心者も楽しめる人気の登山スポット。同協会は「三密を防ぐなど感染症対策を十分に取りながら、安全に登山を楽しんでほしい」と呼びかけている。シーズンの終了は11月下旬ごろ。
ｐ
登山の安全を祈願する関係者ら