勝田中学校=岡山県美作市=で11日、薬物乱用防止教室が開かれ、3年生12人が、身近に潜む薬物乱用について学びを深めた。
健康教育の一環で、学校薬剤師の山本陽子さんが、市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)やカフェイン中毒について紹介。店舗やネットで手軽に入手することができ、知らないうちに中毒になっていることもあることから注意を促した。
さらにアルコールや喫煙については、依存性が高い薬物に手を出す入口になることから、「誘われてもきっぱりと断る勇気が重要」と呼びかけた。
このあと県が制作した薬物の啓発DVDも鑑賞した。
中尾優斗さん(14)は「自分たちのすぐ近くで薬物中毒になる危険があることはこわいと感じた。日ごろから過剰摂取にも気をつけたい」と話していた。