児童虐待防止研修会(岡山県津山市保育協議会、津山市主催)が24日、津山市のすこやか・こどもセンターで開かれ、保育関係者が虐待の疑われる事案への対応などに理解を深めた。
市内の保育園、幼稚園の保育士や教諭ら35人が参加。市担当者が、ネグレクト(育児放棄)、心理的、身体的といった虐待内容やそれによる子どもへの影響、増加傾向にある市内の要保護・要支援児童の現状と内訳について説明した。早期発見に努め、状況によって市や児童相談所、警察に通告するなど保育現場に求められる役割にもふれた。
この後の事例検討では、身体的虐待事案の想定で情報や状況が段階的につかめてくる中、保育担当者として本人や親、関係機関にどう対応すべきかを数人ずつのグループで話し合い、適切な対処について聞いた。