岡山県現代俳句協会(木村ゆきこ会長)の第二十四回吟行会が19日、岡山県津山市の衆楽園で行われ、参加者は題材を求めて園内を散策し、思い思いの俳句を詠んだ。10点句に「枯れ蓮の土橋の袂ふと三鬼」が選ばれた。
年1回の恒例行事で、津山市内での開催は2回目。県内各地から32人が参加した。曲水に朱塗りの大杯を流して開始。色づき始めた紅葉をめでながら「まず一歩松の落葉の衆楽園」や「曲水の朱杯に冬日溢れさす」などと詠んでいた。吟行の後、迎賓館に戻り互選をして、互いの作品を鑑賞した。
10点句に選ばれた勝央町下町川の竹内亨佑さん(84)は「天気も良く、私にとって神様のような三鬼の名を入れて今日の景色の中で句をつくることができて最高の気持ちです」と話していた。