表現の幅を広げた「造形絵画」などの意欲作展示 第12回「RAKUアート倶楽部展」/ 岡山県津山市 

芸術 造形絵画などを観賞する愛好者
造形絵画などを観賞する愛好者
         

 第12回「RAKUアート倶楽部展」が新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホール(岡山県津山市)で開かれ、表現の幅を広げた「造形絵画」などの意欲作が、来館者を楽しませている。12日まで。
 同倶楽部で制作を楽しむ愛好者34人と、主宰する美術家・山形楽さん(70)=小田中=が新作約70点を出展。
 メインの造形絵画はパステルをベースに、粘土やテキスタイル、段ボールといった様々な立体素材を組み合わせている。帽子を目深にかぶった女性を黒のレースのカーテンからのぞかせたり、オウムの周りを葉に見立てたフェルトで囲ったり、海の見える景色を窓枠に収めるなど独創的な作品が並ぶ。
 このほか、風景や人物をモチーフにした油彩や水墨画、生花を添えたオブジェも目を引く。
 山形さんは「造形絵画としては今回で3回目。それぞれ従来の固定観念にとらわれない多様な表現ができている。子どもから大人までぜひ見に来てほしい」とPRしている。
 同所では11、12の両日午後2時から、山形さんによるパステル画の生パフォーマンスもある。


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