第34回「しんわ美術展」(津山しんわ文化財団主催)が28日、新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで開幕し、表現力豊かな洋画や日本画、版画の秀作が来場者を魅了している。6日まで。
全国からの応募作品254点の中から、第1次審査を通過した151点を展示。今回は、洋画家の立花博氏と大阪芸術大学客員教授・日本画家の大豊世紀氏が審査員を務め、文部科学大臣賞に田名後公憲さん(奈良県奈良市)の洋画「8月15日」、グランプリには石田しのぶさん(鳥取県米子市)の洋画「光と影」が輝いたのをはじめ、各賞が選ばれた。
会場には内面を感じさせる人物や印象的な風景、技巧を凝らした独創的な表現が並び、訪れた愛好者らは作品ごとに歩を止めて熱心に鑑賞している。
勝央町河原の会社員女性(49)は「毎回レベルの高い作品が並び、見応えがある。中でもグランプリは庭園の美しさを簡素化し、デザイン的に表現していて素晴らしい」と話していた。
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洋画や日本画などの秀作を鑑賞する来場者
表現力豊かな秀作魅了
- 2022年10月28日
- 芸術