高田小学校(岡山県津山市)5年生17人は11月9日、上横野の上田手漉和紙工場(岡山県津山市)で原料のミツマタの表皮を削る「へぐり」を体験し、地元の伝統工芸品・横野和紙について学びを深めた。
県重要無形文化財保持者の6代目・上田繁男さん(80)から、原木を蒸して皮をむいた状態のミツマタを見ながら説明を聞いた。子どもたちは、黒い表皮を包丁で丁寧に削り落としていった。
神谷結耶さん(10)は「力加減が難しかったけど、きれいにむけたら気持ちがいい。職人さんはすごいと思った」と話した。
児童は6月に和紙の手漉(す)きに挑戦しており、来年は自身の卒業証書を和紙で手作りする。
(写真)ミツマタをへぐる子どもたち
来年は卒業証書を手作り 表皮削る「へぐり」体験