任期満了に伴う岡山県西粟倉村長選(8月22日告示、27日投開票)に、新人で元同村教育委員長の春名佳基氏(68)=同村影石=が10日、無所属で立候補する意向を明らかにした。出馬を表明は4選を目指す現職の青木秀樹氏(68)=長尾=に次いで2人目。
記者会見で「今の村政はだれのために何をしたいのか村民に伝わっておらず、金の使い方を含めて不信感が高まっている。財政規模も膨らんでおり、将来負担を減らさねばならない」と述べ、▽透明性の高い住民参加型の行政運営▽財政の健全化と持続可能な運営▽地域資源を最大限に活用した産業の振興―などの必要性を強調した。
春名氏は、自営業を経て、現在は農業。2001年から村教育委員を務め、06〜11年まで委員長。同村長選への出馬は2011年、15年に次いで3回目。京都産業大学卒。